育手(そだて)とは鬼殺隊になろうとする若者たちの導き手であり初歩的な知識と剣技を教えることを役割としている
鬼殺隊士を目指す者のほとんどが愛する人を鬼によってうばわれた10代前半の若者なので育手は育ての親とも言える存在です。
そんな育手についてくわしく解説しますね！
育手について
[瞑想する育手イメージ]
鬼殺隊士に志願する者はまず育手の導きを受け鬼殺隊の基本的な知識と剣技を学ぶ。
鬼殺隊に志願する若者を育てるものを育手という。育手(そだて)は鬼殺隊士の育ての親でもある。
育手の目的とは？
[育手の住む家イメージ]
育手は鬼殺隊士に志願する者を入隊に導くことを目的としている。
鬼殺隊に入隊を希望する者のほとんどは鬼に家族や大切な人をうばわれた若者たちで、
そんな彼らにとって鬼殺隊士への志望動機は鬼への復讐ですが育手は志願者の身体能力を見極め最終試験を受験すべきかどうかを決定する
最終選別とは鬼殺隊に入るための試験であり、合格基準は多数の鬼が生息する藤襲山(ふじかさねやま)で7日間生き延びるというもので腹をすかせた鬼が襲ってくるので必ず戦うことになります
命を落とす危険が非常に高いので育手の役割は志願者が最終選別を合格できるように育てること、もしくは志願者が鬼殺隊にそぐわない場合はその者が辞退するように納得させるも大切な役割です。
育手になるのに資格はいるのか？
[鍛錬する育手イメージ]
育手になるのに資格はいらない。
育手に必要な条件は戦闘技能である『全集中の呼吸』を体得していることです。
全集中の呼吸は身体能力を急激に高める鬼殺隊の基本的な技ですが最終選別で鬼と戦闘するための重要な戦闘技能です。
鬼殺隊の志願者に全集中の呼吸を伝授するために育手は鬼殺隊の経験者である必要があります。
育手の数は？
[無数に存在する育手イメージ]
元水柱 鱗滝左近次(うろこだき さこんじ)は「育手の数は山ほどいる」と伝えている。
『鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録』鬼殺隊は政府非公認の組織で構成員は数百名と公表されているので育手もそれに見合うだけ存在していると言えるでしょうね。
育手が鬼殺隊に志願する者に教えることは？
育手は鬼殺隊士に志願する若者に鬼と戦うための基本的な戦闘技能を教える
鬼と戦うための基本的な戦闘技能
[日輪刀イメージ]
育手による戦闘技能の教育１ 剣技
鬼を倒す方法は『日輪刀』で鬼の首を斬り落とすことが基本なので剣の使い方を教えます。
日輪刀とは？
日輪刀は鬼を倒すための刀のこと
鬼はこの日輪刀で首を斬り落とすことで倒すことができる。
また日輪刀は『色変わりの刀』と呼ばれるがその理由は所有者によって刀身の色が変わるからである。
刀身の色がはっきりと変わる条件は所有者の戦闘能力が一定基準を超えていること、そして色が変わるのは一度のみで二度と変化しない。
刀身が示す色によって所有者の適正な流派を読み取ることができる。
【始まりの呼吸と言われる日の呼吸の流派を使う剣士の日輪刀の刃は黒色に変わる。始まりの呼吸の創始者である継国 縁壱(つぎくに よりいち)も日の呼吸(ヒノカミ神楽)を使う竈門 炭治郎の日輪刀の刀身も黒色。黒い日輪刀を持つ剣士は出世できないと言われるがその理由は鬼舞辻 無惨(きぶつじ むざん)から狙われるから。(継国は無惨を死にぎわまで追いつめたことがあり、そのことから黒い刀を持つ剣士は無惨にとって根絶やしの標的になっている)】
育手による戦闘技能の教育２ 全集中の呼吸
全集中の呼吸とは呼吸法の一つ。
極限まで酸素を肺に取り込むことで瞬間的に身体能力を高める技で鬼と対等に戦うための鬼殺隊士の基本的な戦闘技能
最終選別の試験に合格するためには(鬼と戦って生き残るには)必ず体得すべき技能です。
鬼殺隊本部が実施する最終選別の情報を伝える
[藤襲山(ふじかさねやま)の麓(ふもと)イメージ]
育手は剣士としての素質を認めたの者には鬼殺隊の入隊試験である最終選別の情報を伝える
最終選別の試験がおこなわれる藤襲山(ふじかさねやま)は山のすそ野から中間部一帯をおおうように藤の花が咲いている。
藤の一般的な見頃は4月下旬～5月上旬だがこの山では一年を通して咲き続けるので山頂付近にいる鬼は下山することができない。
鬼は鬼殺隊によって連行され最終試験の課題となっている。
最終選別とは？
最終選別とは本部が実施する鬼殺隊の入隊試験
最終選別の合格基準
鬼殺隊本部が実施する鬼殺隊の入隊試験である最終選別の合格基準は7日間生き抜くこと。(鬼を討伐することではない)
最終選別に合格した者に渡されるものとは？
最終選別の合格者は鬼殺隊士に任命され隊服・日輪刀(合格当日は日輪刀の原材料である玉鋼(たまはがね)の種類を選択するのみであり、その玉鋼で製作された日輪刀は後日、刀鍛冶によって届けられる)・鎹鴉(かすがいがらす)をあたえられる。
鎹鴉(かすがいがらす)とは？
[炭治郎の鎹鴉(かすがいがらす)]
出典 鬼滅の刃公式
鎹鴉は鬼殺隊士の通信手段であり特別な訓練を受けたカラスである。
とても頭が良く人の言葉を理解し、喋ることで情報を伝える。
すべての鬼殺隊士は鎹鴉を一羽ずつあたえられていて、任務に必要な情報を伝達し合っている。
【鎹鴉にはそれぞれ名前があり大切にされている】
鎹鴉は主人の影響を受ける傾向があり宇随天元の鎹鴉はとても派手でカラス界のファッションリーダーと言われています。
我妻善逸の鎹鴉はなぜかカラスではなくスズメであり「チュン、チュン」としか鳴くことができず手紙で情報を伝えるという方法をとる。
善逸の鎹雀(かすがいすずめ)とは？
[善逸の鎹雀(かすがいすずめ)うこぎ]
出典 鬼滅の刃公式
善逸の鎹雀(かすがいすずめ)とはチュン太郎と呼ばれているが本当は「うこぎ」という名前でメスである。
本編に登場する育手たち
鬼滅の刃の本編に登場する育手は柱を引退した英雄たちです。
【柱とは鬼殺隊の最高位の階級であり剣技・精神ともに天才の領域に達した者だけがなりえる】
天才剣士に教育を受けるということは剣士を目指す者にとって最高の幸運であり滅多にいないということは獪岳(かいがく)が伝えている
【獪岳(かいがく)は桑島 慈悟郎(くわじま じごろう)の教え子で我妻 善逸(あがつま ぜんいつ)の兄弟子。のちに、十二鬼月の上弦の壱である黒死牟(こくしぼう)に命乞いをして鬼になる】
鱗滝左近次(うろこだき さこんじ)
[元水柱・育手 鱗滝左近次]
出典 鬼滅の刃公式
鱗滝左近次(うろこだき さこんじ)は元鬼殺隊士で当時の階級は柱であり水柱。
【『水柱』とは、『水の呼吸』という剣技の流派と『柱』という鬼殺隊最高の階級である柱を表している】
竈門 炭治郎(かまど たんじろう)・錆兎(さびと)・真菰(まこも)・冨岡 義勇(とみおか ぎゆう)の育手
炭治郎が現れる前、鱗滝は鬼殺隊士に志願した13人の若者を育て最終選別に送り出したが錆兎・真菰を含む教え子たちは手鬼(ておに)という鬼に食われて命を落としていた。
鱗滝は「もう子供が死ぬのを見たくない」という思いで炭治郎が最終選別に行くことを認めなかった。
だが1年におよぶ厳しい鍛錬をおこない、大きな岩を斬るという試練を終えたことで最終選別を受けることを許可する。
炭治郎が最終選別に合格して帰って来ると涙を流して喜び炭治郎と禰豆子(ねずこ)を抱きしめた。
手鬼(ておに)とは？
最終選別という鬼殺隊入隊試験の会場である藤襲山(ふじかさねやま)に放されている鬼。
藤襲山は1年を通して藤の花が咲いているのでこの山に放たれた鬼は抜け出すことができないので最終試験の試練として候補生に立ちはだかる。
手鬼は47年前に鱗滝 左近次につかまって藤襲山にはなされたが錆兎(さびと)・真菰(まこも)を含む50人以上の候補生を食らい強い鬼に成長していた。
手鬼は自分をとらえた鱗滝を恨んでいてその教え子を狙って襲い続けていた。
【鱗滝は教え子たちにお守りとしてお面をあたえて最終試験に送り出していたが、それがあだとなって手鬼が判別する目印になってしまっていた】
鱗滝左近次のお面の意味とは？
鱗滝は鬼殺隊士の現役時代からずっと同じお面をしているがその理由は顔立ちがやさしすぎて鬼にばかにされたから。
桑島慈悟郎(くわじま じごろう)
[元鳴柱・育手 桑島慈悟郎]
出典 鬼滅の刃公式
桑島慈悟郎(くわじま じごろう)は元鬼殺隊士で当時の階級は柱であり鳴柱(なりばしら)。
【『鳴柱』とは、『雷の呼吸』という剣技の流派と『柱』という鬼殺隊最高の階級である柱を表している】
35歳のとき、鬼との戦いにおいて右足をうしない鬼殺隊を引退し、その後は育手となり鬼殺隊の志願者を育てる。
我妻 善逸(あがつま ぜんいつ)の育手である
桑島は教え子の獪岳(かいがく)が鬼になったことに絶望し責任を取るために自ら命を絶つ。
胡蝶カナエ(こちょう かなえ)は栗花落カナヲ(つゆり かなを)の育手か？
[花柱 胡蝶カナエ]
出典 鬼滅の刃公式
胡蝶カナエの階級は柱であり花柱。
【『花柱』とは、『花の呼吸』という剣技の流派と『柱』という鬼殺隊最高の階級である柱を表している】
胡蝶カナエは鬼との闘いで命を落としています。ですが柱は引退しておらず育手でもありません。
栗花落カナヲも『花の呼吸』を使いますが教わったのではなく胡蝶カナエを真似て覚えたんですよ。
栗花落カナヲ(つゆり かなを)とは？
[栗花落カナヲ]
出典 鬼滅の刃公式
栗花落カナヲは鬼殺隊士であり剣技の流派は『花の呼吸』を使う。
幼い頃奴隷商人に連れられているところを胡蝶カナエとしのぶに見つけられ買い取られる。
その日は5月19日でありカナヲの誕生日となった。
胡蝶姉妹の三番目の妹として大切に育てられる。
鬼滅の刃の原作漫画でワニ先生が公表している情報
『カナヲはアオイのように看病や家事をすることができす、蝶屋敷のためにできることを自分なりに考え鬼殺隊に入ることを自分で選び無断で最終選別にのぞみ無傷で合格する』
『しのぶの継子たちや、神崎アオイ・寺内きよ・中原すみ・高田なほの家族が鬼に命をうばわれたことを知り鬼に怒りを感じるようになっていった』
しのぶはカナヲが鬼殺隊に入ることに反対していたが入隊の事実を知ると仕方なく継子として教育をおこなう。
蝶屋敷についてはこちらでくわしく紹介しています！
【鬼滅の刃 蝶屋敷を解説！【ネタバレ】歴代当主とメンバー 胡蝶カナエ 胡蝶しのぶ 栗花落カナヲ 神崎アオイ＆三人娘】
まとめ
育手は鬼殺隊士を目指す若者たちにとって親のような存在です。
候補生たちは厳しく育てられることで鬼と戦うための基礎を学び最終試験にのぞみます
鬼殺隊最高位である柱を務め上げた英雄、鱗滝左近次はこれからも新たな候補生を最終試験に送り出していくことでしょう！
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